693びぼーろく; 部分積分を使わないで積分したい時

被積分関数の形によっては一時的に複素数にすると便利だったりするかも。例えば以下のような場合。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L} $ 正統的な方法としては部分積分だろうなと思うけど、一時的に複素数にすることで次のように計算できる。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L}=\text{Re}\int_0^L dx e^{-kx}e^{i\frac{\pi x}{L}}=\text{Re}\frac{1}{-k+i\frac{\pi}{L}}\left[-e^{-kL}-1\right]=-\frac{k}{k^2+\frac{\pi^2}{L^2}}\left[1+e^{-kL}\right]$

177びぼーろく;powerdot その2

久しぶりに研究会でしゃべるのでそのスライドづくりにpowerdotを使うことにした。
初めて使うので色々と戸惑う。ので、記録を残す。

まず、powerdotではdvipdfmxが使えないので以下のスクリプトで一気に作ってもらう。
\$1はこのスクリプトの引数で、最後のpdfopenはadobeで再読み込みしてもらうためのコマンド。


-----
#!/bin/bash

export TEXFILE=\$1


platex --shell-escape \$TEXFILE &&platex --shell-escape \$TEXFILE && dvips \$(echo \$TEXFILE|sed s/\.tex\$/\.dvi/)&&ps2pdf \$(echo \$TEXFILE|sed s/\.tex\$/\.ps/)

export FILENAME=\$(echo \$TEXFILE|sed s/\.tex\$//)
for i in $FILENAME.*
        do
                if [ "\$i" = "\$FILENAME.tex" ]; then
                        echo "TEXFILE"
                elif [ "\$i" = "\$FILENAME.pdf" ]; then
                        echo "PDFFILE"
                elif [ "\$i" = "\$FILENAME.dvi" ]; then
                        echo "DVIFILE"
                else
                        rm \$i
                fi
        done

pdfopen \$FILENAME.pdf
-----


上の内容で適当に名前をつけて、実行権限を付与して実行させるとpdfまで作ってくれる(と思う)。
adobeのreaderで開いていれば再読み込みしてくれる(はず)。


さて、後はpowerdotの体裁に関する話。

  • スタイル
    いろいろ試してみたけど、一番気に入ったのがfymaなので、

    \documentclass[style=fyma]{powerdot}

    にした。
  • フッター

    スライドでヘッダーとかフッターに所属とかを書きたかったので、次のように記述。

    \pdsetup{
    lf=ふにゃふにゃ,   % 左側のフッター
    rf=ほげほげ          %右側のフッター
    }
  • ボールド化
    さらに、いちいち\bfとか書くのが面倒なので

    \renewcommand{\kanjifamilydefault}{\gtdefault}  %%文章をボールドに。
    \mathversion{bold}   %%数式環境内をボールドに。

    をプリアンブルに追加。

その他tikzも使える模様。便利。




さて、映画「オーケストラの向こう側(Music from the inside out)」 のDVDを購入。僕もアマチュアだけどオーケストラに所属する人間として、プロの人がどのように考えているのかを見るのは面白かった。

一番印象深かったのは、音楽のジャンルに対してこだわりがないことだった。まぁ、仕事だから好き嫌いなんて関係ないんだろうけど。

どうしても僕みたいな人間はクラッシックの曲に焦点を当ててしまうんだけど、プロの人は裾野が広く、現代曲からジャズや民族音楽までいろいろなところへ興味を持って接している姿が印象的だった。

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